世界的な風力選別機メーカーNIHOT(ニホット)社の「SDS」「DDS」シリーズが、新世代モデルへとバージョンアップしました。
リョーシンでは、海外展示会やメーカーとの勉強会を通じて、新型モデルの仕様や特長、最新動向を把握。
新型モデルは2026年9月より導入されています。
今回のリニューアルで注目したいのは、NIHOTが長年培ってきた高い比重差選別性能をさらに磨きながら、導入コストにも配慮されていることです。
原材料費や輸送費などの高騰によって、リサイクルプラント全体の価格も上昇傾向にあるなか、従来と同等の価格帯を維持し、条件によってはこれまで以上に導入しやすいご提案も可能になりました。
今回は、進化したNIHOTの風力選別機「SDSシリーズ」「DDSシリーズ」についてご紹介します。
約80年、風力選別と向き合い続けてきたNIHOTとは?
NIHOTは、オランダに拠点を置く風力選別機の専門メーカーです。
創業から約80年にわたり空気力学の研究を続け、その知見を廃棄物の選別技術へと応用してきました。現在では世界各国のリサイクルプラントでNIHOTの風力選別機が導入されており、この分野を代表するメーカーのひとつとなっています。
NIHOTが追求してきたのは、単に「風で軽いものを飛ばす」という技術ではありません。
投入物の形状や重量、風の流れなどを考慮しながら、軽量物と重量物をいかに高精度かつ大量に選別するか。長年蓄積してきた空気力学のノウハウが、その選別精度と処理能力を支えています。
リョーシンでもNIHOT製品を40台以上販売しており、国内のさまざまなリサイクル現場で活用されています。
NIHOTの代表機「SDSシリーズ」「DDSシリーズ」がバージョンアップ
NIHOTを代表する風力選別機が、
「SDS(Single Drum Separator)」と
「DDS(Double Drum Separator)」です。
SDSは、1つのドラムを使用して軽量物と重量物に二種選別するタイプ。
一方、DDSは2つのドラムを使用し、軽量物、中間品、重量物の三種選別に対応します。
今回のリニューアルのポイントを、アニメーション動画でぜひご覧ください。
→動画はこちら
なぜNIHOTの風力選別機は高い選別精度を実現できるのか ?
風力選別機は、現在ではさまざまなメーカーから販売されています。
NIHOTの風力選別機も、その構造や考え方をコピーした似製品が世界各国で登場するほど、業界に大きな影響を与えてきました。
しかし、外観や基本構造を似せることができても、長年の研究によって蓄積された空気力学のノウハウまで簡単に再現できるわけではありません。
どのように風を流すのか。どの位置で材料を分離するのか。投入物の状態が変化しても、どのように安定した選別を実現するのか。
こうした細かな設計の積み重ねが、NIHOTならではの選別精度につながっています。
NIHOT自身も競合製品の登場に対して模倣を意識するのではなく、自社製品の性能や価値をさらに高めることに注力し続けています。
約80年にわたり「風」を研究してきた専門メーカーだからこそ、現在も風力選別技術の最前線を走り続けているのです。
物価高のなかでも「導入しやすさ」を追求
今回のリニューアルでもうひとつ注目したいのが、価格面です。
近年は原材料費や輸送費、人件費などの上昇によって、リサイクル設備やプラントの導入費用も高くなっています。
新型機となれば、一般的には機能向上に伴って価格も上昇することが想定されます。
しかし、今回のNIHOTの新型シリーズでは、製品としての価値を高めながらも価格上昇を可能な限り抑える方向で設計されています。
そのため、従来モデルと同等の価格帯を維持しつつ、仕様や導入条件によっては、これまでより多少価格を抑えたご提案ができる可能性もあります。
「高性能な風力選別機を導入したい。しかし、設備投資額はできるだけ抑えたい」
そうしたお客様にとっても、今回のリニューアルは注目していただきたいポイントです。
風力選別は、プラント全体の収益性にも関わる重要な工程
風力選別機は単に「軽いものと重いものを分ける機械」ではありません。
例えば建設系廃棄物であれば、軽量物を代替燃料原料として回収し、重量物側から属や可燃物などを分離することで、廃棄物をより価値のある資源へと変えることができます。
選別精度が数%変われば、その後の再資源化率や製品品質、売却価格にも影響する可能性があります。
だからこそ、プラントを設計する際には「風力選別機を入れるかどうか」だけでなく、「どの程度の選別精度と処理能力を求めるのか」まで考えることが重要です。
NIHOTが長年にわたって選ばれ続けてきた背景には、こうした実際の事業収益まで見据えた選別性能があります。
まとめ|世界で磨かれてきた風力選別技術が、さらに進化します
約80年にわたり空気力学と向き合い、風力選別技術を磨き続けてきたNIHOT。
今回のSDS・DDSシリーズのバージョンアップでは、その高い選別性能をさらに磨きながら、導入コストにも配慮した新世代モデルへと進化しています。
リョーシンでは、これまで40台以上のNIHOT製品を販売してきた経験をもとに、お客様の投入物や処理量、求める選別精度に合わせた設備をご提案しています。
また、風力選別機単体だけではなく、前段の破砕・分級から後工程まで含めたプラント全体の設計も可能です。
「現在の選別精度を改善したい」「人手による選別を減らしたい」「新しいリサイクルラインを検討している」といった課題をお持ちの方は、新しくなったNIHOTの風力選別機をぜひご検討ください。
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