リサイクル技術は、持続可能な社会の実現に欠かせない重要な要素です。
今回ご紹介する「SSI社」は、創業から45年以上にわたり、廃棄物処理・リサイクル分野で革新的な破砕技術を提供してきた、アメリカの破砕機メーカーです。
私たちも含めて、SSIと呼ばれている方が大半と思いますが、正式名称は「SSI Shredding Systems(エス・エス・アイ・シュレッディング・システムズ)」です。
世界60カ国以上で導入実績を持つSSI社は、さまざまな処理ニーズに対応する破砕機を開発し、廃棄物処理や資源循環の分野に貢献しています。
本記事では、SSI社の企業としての取り組みや先進的な破砕技術、主力製品について詳しくご紹介します。
SSI社のビジョン
SSI社は、アメリカ・オレゴン州で1980年に創業した、破砕機の専門メーカーです。
創業以来、破砕技術の革新に取り組み、信頼性の高い製品を提供し続けています。
製品はアメリカ国内にとどまらず、世界60カ国以上に展開され、これまでに4,000台以上の導入実績を誇ります。日本でもこれまで300台以上の破砕機が導入されています。
今後も世界中のお客様に高品質な製品を提供するため、技術革新と顧客満足度の向上に取り組んでいます。
顧客との緊密な連携
SSI社は、単に機械を製造・販売するだけでなく、顧客から寄せられる意見や要望を製品開発に生かすことを大切にしています。
現場からのフィードバックを設計・製造に直接反映することで、変化するニーズに柔軟に対応し、それぞれの顧客に適した破砕ソリューションを提供しています。
一貫したサービス提供
SSI社の強みの一つが、設計、製造、販売、メンテナンスまで、すべての工程を自社で一貫して行っている点です。
一貫体制によって製品の品質を徹底的に管理するとともに、導入後のアフターサービスにも迅速に対応しています。長期的なメンテナンスサポートを通じて、顧客が安心して製品を使用できる環境を整えています。
顧客満足を第一に
SSI社は創業以来、「顧客に忠実であること」をビジネスの核に掲げています。
顧客の期待を超える製品とサービスを提供するため、高いレベルのサポート体制を維持し、顧客満足を追求しています。この姿勢が、SSI社をグローバル市場で成長させてきた原動力となっています。
SSI社の最先端技術の特徴
SSI社は、破砕機技術のリーディングカンパニーとして、世界中の顧客に高度な破砕ソリューションを提供しています。
主力製品である二軸破砕機に加え、四軸破砕機も高い評価を得ています。どちらも破砕が難しい材料を効率的に処理できるよう設計されており、その高い技術力がSSI社の競争力を支えています。
製品ラインナップ
二軸破砕機
SSI社の最も代表的な製品である二軸破砕機「Mシリーズ」は、SSIが世界のユーザーに認められてる一番の理由である『破砕困難物でも破砕が可能』を実現しています。
なぜMシリーズかと言うと、英語の「Multiple:複数の」という意味から取られており、シャフトが複数あることを指しています。
極めて高い破砕力(せん断力)を備えており、廃棄物として出てくるもので破砕できないものは存在しないと言えるほどの破砕力を備えています。
一見、シンプルな構造に見えますが、意外と作りは精密で、2本の刃が極めて狭い隙間(0.1mm)で組み合わさり、名刺が入らないほどの精密なクリアランス調整が特徴です。
この構造により、低トルクでも高い切断力を実現し、太いロープや引っ張りに強い素材、漁網、ジャンボジェット機のタイヤなどの大型材料をも破砕することを可能にしています。
二軸破砕機による破砕の様子はこちら
→漁網
→黒モーター
→フレコンバッグ
→大型タイヤ
四軸破砕機
SSI社のもう一つの主力製品が、四軸破砕機です。
こちらは「Qシリーズ」です。Qは英語の「Quad:4つの」から来ており、4本のシャフトがある四軸破砕機を指しています。
二軸破砕機と同様に、刃のクリアランスを緻密に設計することで、高い切断力を維持しています。
破砕室内には4本の破砕軸を備えており、せん断式破砕機では珍しくスクリーンの搭載を可能にしています。二軸にスクリーンを搭載すると、材料が刃とスクリーンの間に滞留し、材料が熱を持ち、火事の原因となりかねません。
しかし、四軸の場合には、他の二軸が材料を持ち上げて、刃とスクリーンの間に滞留することを防ぎます。そのため、四軸にはスクリーンを搭載することが可能です。
破砕物はスクリーンを通過できるサイズになるまで再循環しながら処理されるため、希望するサイズに近づけることができます。
SSI社の四軸破砕機は、低速・高トルク技術を採用しており、さまざまな種類の材料を効率よく破砕することが可能です。処理後の破砕物はきれいに切断され、サイズも均一になりやすいという特長があります。
一般的に、大きな対象物を任意の細かいサイズまで破砕する場合、1次破砕機と2次破砕機、それらを接続するコンベヤなど、複数の設備が必要となります。
一方、SSI社の四軸破砕機は、1台で破砕から所定サイズへの選別・再循環まで行えるため、設備構成をシンプルにでき、設置スペースの削減にもつながります。
このように、SSI社は二軸破砕機に加えて四軸破砕機をラインアップすることで、より幅広い破砕ニーズに対応しています。
→四軸破砕機で破砕の様子はこちら
デモセンターの活用
リョーシンでは、破砕機のご提案に加え、実際の破砕性能をご確認いただけるデモセンターを備えています。
お客様が処理を検討されている素材をお持ち込みいただき、デモ機を使用して実際の破砕テストを行うことが可能です。
破砕できるかどうかだけでなく、処理後のサイズや形状、処理能力なども確認できるため、設備導入前に適切な機種を検討していただけます。
カタログ上の数値だけでは分からない実際の処理性能を事前に確認することで、設備導入後のミスマッチを防ぐことにもつながります。
また、SSI社の製品には遠隔監視システムが搭載されており、現地でトラブルが発生した際にも、遠隔から迅速に状況を確認し、原因の特定やトラブルシューティングを行うことが可能です。これにより、運転中のダウンタイムを抑え、安定した設備稼働をサポートします。
→リョーシンデモセンターについての記事はこちら
次回のメルマガでは、二軸破砕機、四軸破砕機についてそれぞれもう少し詳しくお届けします!
SSI社の製品にご興味をお持ちの方は、ぜひリョーシンまでお問い合わせください。
処理対象物や必要な処理能力、設置条件などを確認したうえで、お客様の用途に適した製品をご提案いたします。
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