2026年5月、ドイツ・ミュンヘンで開催された世界最大級の環境・リサイクル展示会「IFAT」を視察してきました。
その中でも特に注目を集めていたのが、メタルリサイクル分野です。
世界的に資源循環の重要性が高まるなか、銅やアルミ、チタンなどの高純度リサイクルへのニーズは急速に高まっています。
今回は、ガラス選別で100年以上の歴史を持つドイツのビンダー社が開発した光学式選別機「クラリティー」をご紹介します。
世界で進むメタルリサイクルの高度化
クラリティーの最大の特徴は、わずかな不純物を見逃さず、あと1~2%の純度向上を実現できることです。
例えば、従来98.33%程度だった銅の純度を、99.9%まで高めることができます。一見するとわずかな違いに思えるかもしれませんが、この1%の差が、販売価格や再利用できる用途を大きく変えることになります。
実際に、お客様から「99.8%以上の純度を目指したい」というご相談をいただくことも増えており、そのようなニーズにも十分応えられる性能を持っています。
ガラス選別の技術をメタルリサイクルへ
ビンダー社は、100年以上にわたりガラス選別の分野をリードしてきた企業です。ヨーロッパではガラスtoガラスのリサイクルが進んでおり、色による選別や鉛の有無を見分ける技術が非常に発達しています。
これまでに5,000台以上の選別機を納入してきた実績を持ち、その技術をメタルリサイクルへ応用したのが光学式選別機「クラリティー」です。
あと1%の純度を高める技術
クラリティーの最大の特徴は、わずかな不純物を見逃さず、あと1~2%の純度向上を実現できることです。
例えば、従来98.33%程度だった銅の純度を、99.9%まで高めることができます。一見するとわずかな違いに思えるかもしれませんが、この1%の差が、販売価格や再利用できる用途を大きく変えることになります。
実際に、お客様から「99.8%以上の純度を目指したい」というご相談をいただくことも増えており、そのようなニーズにも十分応えられる性能を持っています。
微細な材料にも対応する高精度選別
クラリティーが優れているのは、単に高純度化できることだけではありません。
一般的に、1~5mm程度の小さな金属片を正確に選別することは非常に難しいとされています。しかし、クラリティーは高性能カメラで対象物を識別し、必要な部分だけにエアーを吹き付けることで、高精度な選別を実現しています。
そのため、銅や真鍮、アルミだけでなく、チタンや電子基板など、さまざまな材料に対応することが可能です。実際に、チタン端材から石などの不純物を除去し、99.999%という非常に高い純度を達成した事例もあります。
実際の導入現場で、クラリティーがどのように金属スクラップを選別しているのかをご覧いただけます。
米国のSouthern Core Recycling社では、Zorbaに含まれる銅・真鍮をはじめ、さまざまな金属・合金の選別にクラリティ―を活用しています。
AIによる高度な選別が、現場でどのように活用されているのか、ぜひ動画でご覧ください。
→米国リサイクル社の成功事例
今後さらに高まるニーズ
今後は、電気自動車の普及によって、より細かなハーネスやモーター由来の銅線が増えていくと考えられています。
こうした細線は粘着性があり、従来の設備では選別が難しい分野でした。しかし近年では、光学選別や比重差選別の技術が進化し、こうした難しい材料にも対応できる機械が次々と登場しています。
リサイクル市場では、「回収できるか」ではなく、「どこまで高い品質で回収できるか」が重要になっています。
まとめ|高純度化が次の競争力になる
メタルリサイクルは、量を追う時代から質を追う時代へと大きく変化しています。
その中で、光学式選別機「クラリティー」は、あと1%の純度向上を実現し、これまで以上に付加価値の高いリサイクルを可能にする設備です。
リョーシンでは、今回のIFATをはじめ、海外の最新技術動向を常に調査し、お客様の課題に最適なソリューションをご提案しています。
高純度なメタルリサイクルや新たな事業展開をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
製品の詳細については
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