プラスチック資源循環促進法
に対応するため、
高い処理能力と精度を誇る
風力選別機SDS1200を導入
NO.34
NIHOT SDS1200
東京都足立区 S 社
S社様は、多種多様な産業廃棄物に対応した中間処理業に取り組まれている企業です。
「リサイクルは、地球サイズの思いやり」をモットーに、プラスチック新法に向けたリサイクルにも注力。2024年4月には、その法律に対応した新工場「第8RC」を設立されました。破砕処理や圧縮加工処理などの工程を経て、マテリアル・ケミカルリサイクルに適したプラスチックを選別圧縮し、ゼロエミッションの実現に貢献されています。
今回は、その新工場に弊社がご提案した風力選別機「NIHOT SDS1200」をご採用いただきました。

ご依頼の背景
海洋プラスチックごみや気候変動などプラスチックにまつわる様々な環境問題に対応していくには、その資源の循環を加速させることが必要と考えられています。そうした背景から2022年4月、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」(プラスチック新法)が施行されました。それまでは卵のパックやシャンプーのボトルなどの容器包装プラスチックのゴミだけが回収されていましたが、施行後からはバケツやファイルのバインダー、ボールペン、歯ブラシなど製品プラスチックのゴミも回収され、リサイクルできる仕組みになりました。
S社様にとっては、新たに製品プラスチックのゴミも届くようになったことが、施行前との大きな違いです。家庭から排出される多種多様なプラスチックゴミ(一般廃プラスチック類)や、そのほかオフィスゴミ等の産業廃棄物の選別が必要になり、弊社にご依頼をいただきました。
弊社では、約80年にわたって空気力学を研究し、高精度な風力選別機を国内外に提供し続けているNIHOT社の看板商品のひとつ「SDS1200」をご提案。風力の調整によって高精度な比重差選別を可能にするため、「これなら、どんなものが届いても対応できるだろう」とご判断され、導入をご決断いただきました。
風力選別機「5つの魅力」
01. 多種多様な材料を、高精度で選別
調整可能な風力を用いることで、例えば空のペットボトルとプラスチックのゴミ袋といった比重差の少ないものでも、それぞれ重量物と軽量物に瞬時に選別。高い精度を有するため、プラスチック新法への対応にも最適です。
02. 空気の力で、省エネに
ファンから送り出した空気の70%を循環しているため、エネルギーの消費量を最小限に抑えられます。
03. 省エネなのに、高い処理能力
少ない電力で約120リューベもの処理能力を発揮できる風力発電機は、唯一無二と言っても過言ではありません。その処理能力は、一般的な風力選別機の約2倍を誇ります。
04. きれいな作業環境をキープする、ダストフリー
集塵機を搭載し、空気の残りの30%でダストを回収。各開口部から、ダストが外に漏れない構造にもなっており、清潔な職場環境を保ちながら選別を可能にします。
05. 人手不足も、すんなり解消
風力選別機で選別された重量物は、そのあと磁力選別や手選別で再資源化されます。選別精度が高いため、作業員の人員を抑えることができます。
今後に向けたお客様の声
「今回導入したプラントの中でNIHOT社の風力選別機は、風量の調整によって多種多様な廃プラスチックの選別を可能にする高性能・高精度な機械ですので、稼働後の活躍に期待しております」(S社様)
今後ともS社様にご満足いただけるよう日々努力を重ねてまいります。
廃プラスチック向けのオリジナルプラントを実現
風力選別機のご提案のみならず、お客様のご要望に応じて破袋機や圧縮機、光学選別機、一軸破砕機などと組み合わせたオリジナルプラントを実現することが可能。お気軽にご要望をお伝えください。

プラントイメージ図
製品の詳細については
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