欧州では2030年に向けて、再生プラスチックペレットの活用を広げる取り組みが
政策面から強く支援されています。
ランクAの再生ペレットは、
バージン材の約8割ほどの値段で取引されるほど、価値が高まっています。
設備投資をしても十分ペイできる市場環境が整いつつあり、
日本も確実にこの流れに追随すると考えられます。
世界のプラスチックリサイクル率はまだ9%。
伸びしろが非常に大きい一方で、今後は「汚れたプラも綺麗にして使う技術」が求められ、プラスチックの争奪戦が始まると予測されています。
世界が求める「再生プラスチック」|欧州は2030年に向け急加速
今、世界がもっとも注目しているリサイクルの一つが、「再生プラスチック」です。
欧州では2030年までに、再生プラスチックの利用を大幅に拡大する政策が次々に導入され、特に再生プラスチックペレットの使用義務化・使用率引き上げが本格化しています。
すでに自動車産業では車のバンパーに再生材を使用することがスタンダード化しつつあり、高度な洗浄力・品質管理が求められる領域でも実装が進んでいます。
ランクA品質の再生ペレットは、バージン材の約80%の価格で安定取引されており、
「設備投資をしても費用対効果が高い」という市場構造が形成されつつあります。
この流れは、日本にも確実に波及すると考えられています。
実際の再生プラスチックの需要例
▶IKEA:
IKEAでは2020年1月より、家庭用品のラインナップから全ての使い捨てプラスチック製品を段階的に廃止しました。
また、2030年までには、プラスチック製品には再生可能、またはリサイクル素材のみを使用する予定です。
実際に、再生PETから作られた製品などが増えてきています。
参考:2030年までにIKEA製品にはリサイクルまたは再生可能ベースのプラスチックのみが使用されます
欧州のリサイクル技術と政策が世界をリードしている現状
欧州では、政策・技術・産業実装の三位一体で、循環社会への移行が急速に進んでいます。
EU政策の主要ポイント
Critical Raw Materials Act(CRM法):
・2030年までに主要原材料のリサイクル率25%を目標
・循環材料使用率を2030年までに約2倍(現状12.2%→目標24%)へ
・プラスチック包装をのリサイクル率:2025年に50%、2030年に55%
・2040年までにプラスチック廃棄物の50%以上をリサイクルする長期目標
こうした政策が背中を押し、企業の投資も加速。
オランダでは 循環率32.7%とEU最高値を記録し、
ルーマニアでは、飲料容器回収率94%の成功事例も生まれています。
需要側も変化
欧州では「リサイクル材を使っている方が選ばれる」という市場構造が消費者に根付いています。
日本のように「高品質=バージン材」という固定概念が薄く、
循環型素材が積極的に選ばれる社会が形成されている点が特徴です。
日本も必ず追随する。最初に動くのは‟自動車業界”か
日本ではまだ再生材の需要が低いのが現実です。
しかし、欧州基準の車種を日本向けに輸出するメーカーではすでに導入が始まっており、トヨタ「クラウン」などでASR(自動車シュレッダーダスト)由来の再生プラスチックの使用が進行しています。
また、中間業者の方からの、
「ASRの中からプラスチックを選別して出荷できないか?」
という問い合わせも増加してきています。
世界のプラスチック状況は・・・
49%:埋め立て
19%:焼却
9%:マテリアル・ケミカルリサイクル
(残りがサーマルリサイクル)
つまり、伸びしろが圧倒的に大きい領域であり、今後確実に巨大市場になります。
海外自動車業界での実例
▶メルセデス・ベンツ:
メルセデス・ベンツでは、ケミカルリサイクルによる使用済みタイヤの循環型アプローチを一部モデルで行っています。
これにより、化学資源とCO₂削減が可能となっており、今後積極的な活用を進めていく予定です。
参考:chemical-recycling-scrap-tyres
欧州の成功ソリューションを”そのまま”導入できるのが最大の強み
欧州では既に多数の成功例が生まれ、
失敗を重ねた上で完成された技術・プラント構成が確立しています。
リョーシンは、20社以上の海外メーカーや協力会社と連携しており、
欧州で実績ある技術を日本向けにリスクなく導入できる体制を整えています。
・トライ&エラーは欧州側で完了済み
・完成されたソリューションをそのまま日本へ
・投資判断がしやすく、事業計画が立てやすい
この3つは日本企業にとっても大きなメリットとなるでしょう。
製品の詳細については
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