
2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、
世界規模でリサイクルの高度化が追求されています。
そこには、マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル、
サーマルリサイクル(エネルギーリカバリー)といった様々なリサイクル手法が
存在し、日夜その手法について研究が進められています。
その中でリンドナー社は、破砕機の分野において世界最高峰の技術を誇り、
サーキュラーエコノミーを支えるリーディングカンパニーとして注目を集めています。
リンドナー社とは?

リンドナー社は1948年にオーストリアで創業した破砕機の老舗メーカーです。
破砕機の専門開発に77年以上取り組んできました。
現在は世界110カ国以上に導入され、
特にマテリアルリサイクルやフラフ燃料(RDF、SRF)製造において
高い評価を得ています。
「革新的な技術を追い求め、その品質を約束する」
という理念のもと、社員は500名を超え、売上高340億円のうち95%を
海外市場で占めるまでに成長しており、過去15年間で急速に売上を伸ばしています。
最先端技術を開発し続け、破砕機の常識を覆し続ける......
世界屈指の破砕機メーカーと言えるでしょう。
自社内には独自のR&Dセンターを設け、毎年売上の約8%を投資して
新技術を開発しています。
現在では、年間350台以上製造し、これまでの累計販売実績は5,500台を超え、
日本国内でも350台以上が導入されています。
さらに、2024年には新工場を立ち上げ、
従来の製造能力の2倍を確保できるようになりました。
この工場では多くのロボットが採用されており、
再現性の高い溶接技術と低コスト化を実現しています。
また屋上に設置された太陽光発電により、
工場で使用する電気を100%賄い稼働するなど環境配慮の姿勢も示しています。


旧工場では破砕機の受注に対し、生産能力が追い付いていない状況にありましたが、
新工場では年間約600台の製造能力を確保しました。
現在は約300台を受注・販売しており、これから先さらなる発展が期待されています。
リョーシンが提供するリンドナー製品の特長
リョーシンが扱うリンドナー製品の
メインとなる2つの機種の特徴を簡単にご紹介します。
一軸破砕機

①異物に強く、壊れない堅牢設計
②圧倒的な処理能力で大量処理に対応
③電力消費を抑える省エネ性能
④メンテナンス性の高い安全設計
移動式破砕機

①リモコン操作で自由に移動可能
②エンジン搭載で単独運転が可能
③他社を凌ぐ高トルクによる破砕力
④粗破砕タイプと
一軸破砕タイプをラインナップ
👉近年では、固定式一軸破砕機の特徴を受け継ぐ移動式一軸破砕機が
開発されています。
導入メリット
1. 異物に強く安定稼働

廃棄物処理の現場では、異物を完全に除去することは困難です。
高速回転する一軸破砕機は、異物の混入が原因で故障した結果、
工場が停止してしまう要因として最も多い機種です。
このことが一軸破砕機を敬遠する理由の1つとされてきました。
しかし、その”常識を覆す破砕機”が、リンドナー社の一軸破砕機です。
セーフティークラッチを搭載することで、万が一、
異物が混入しても壊れない機械設計になっています。
また、ベルト駆動を採用することによって、減速機も搭載されておりません。
この減速機の損傷もまた、従来の一軸破砕機が敬遠されてきた原因の1つです。
リンドナー社の破砕機は、
そもそもそのようなリスクを抱えない機械設計になっているのです。
異物が入ったときにも機械停止時間を最小限にし、
高い生産量を安定的に確保できる優れた破砕機と言えます。
2. 大量処理への対応

高い処理能力により、
大規模なプラント計画や比重の軽い燃料系廃棄物にも対応可能です。
一見、破砕機は似たような形状をしていますが、
破砕の効率(処理能力)は装置によって大きく異なります。
これは自動車でも、軽自動車、普通車(乗用車)、トラック、スポーツカー
といった様々な種類があるのと同じです。
一概に破砕機といっても、その性能は大きく異なっています。
リンドナーの破砕機は、外見には見えない高い破砕効率を日々追求し
設計されています。
一般的な別の破砕機で、同じ250kWのモーターを搭載した破砕機と比較した際、
2倍以上の処理能力を計測することも多々あるほどにです。
破砕機はこなせる仕事量が多いほど、優位に事業計画を進められます。
リンドナーの破砕機であれば、利益率の高い稼働を実現します。
👉大量破砕の様子はこちら:【リンドナー:コメット】大量処理映像
3. 省エネで高採算性

消費電力量を抑える設計でランニングコストを低減。
省エネ対策をしていない一般的な破砕機と比較し、
約35%以上の電気使用量を削減できます。
長期運用でも優位性を発揮するため、投資効果を高めます。
つまり、イニシャルコストだけでの比較ではなく、
ランニングコストの比較が重要になってきます。
もっと突っ込んでお話すると、
「1トン処理するときにいくら(イニシャルコスト+ランニングコスト)かかるのか」
という点が重要です。
年間数百万円、大きいプラントでは
数千万円単位の電気料金がかかってくると思いますが、
その電気料金でも35%の差が出ています。
4. 高い安全性の確保

メンテナンス時、フラップやメンテナンス扉が開いている際には
機械は運転できない状態となり、確実に作業員の安全を守ります。
また破砕室に入ることなく、刃の交換やメンテナンスを
機械外側から行うことができます。
破砕機が関わる不幸な死亡事故は、
そのほとんどがヒューマンエラーによって発生しています。
そのような不幸な事故が二度とお子ならないように、
リンドナーの破砕機はヒューマンエラーによる事故を防ぐ設計になっています。
・作業員の方が安心して作業を行えること
・管理者の方が安心して作業員の方に作業を任せられること
そのような理想を実現している破砕機が、リンドナー社の破砕機といえます。
カタログ
リンドナー社の製品ラインナップや詳細仕様についてご興味のある方は、
まずはカタログをご覧ください。
カタログ商品一覧:リョーシンホームページ|製品リスト
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