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2025.9.25

用途別に選ぶ!
最適な選別機の種類と特徴を徹底解説

コラム

廃棄物処理やリサイクル、燃料製造など、さまざまな現場で欠かせないのが「選別機」。
近年は処理効率や選別精度の向上、省人力効果が求められ、選別機にも新しい技術や
トレンドが続々と登場しています。

今回は、用途別に代表的な選別機の種類や特徴をご紹介します。

ふるい(分級機)

振動振るい機

振動体を使って材料をふるいにかけ、穴から落ちるか否かでサイズを分別する方式。
プラントの初期段階で用いられることが多く、分級により上限と下限のサイズを限定
することで、その後の風力選別や光学式選別などの選別精度が飛躍的に高まる効果を
発揮し、選別ライン構築のために必要な初期工程です。


■主な用途
   ・フラフ燃料製造ライン
   ・RPF燃料製造ライン
   ・建設系廃棄物の選別ライン

    建設系の瓦礫やRC40など重量物には、トロンメル(ふるい機)が適し、
    その他は傾斜型や水平型振動ふるい機が適しています。

◎トレンド
   ・目詰まりが発生しないふるい機
     ウレタンマットと高加速度の採用により目詰まりしないふるいが
     開発されています。
     ウレタンマットに空けられた穴は瞬間的には目詰まりしますが、
     高加速度の振動により各穴が動き自浄作用を発揮する事で連続して
     ふるい続けられます。

   ・ふるい目の小型化
     自浄作用の高いふるいはメッシュが詰まりやすい小さいサイズでも
     ふるい続けられます。
     業界でもトップレベルの自浄作用のあるふるいは200ミクロンのサイズ
     にも対応します。

比重差選別

風力選別機

廃棄物処理のプラントではもっともポピュラーな選別装置で、風の力を利用して
軽い物が飛び、重い物は飛ばない現象を利用して比重差選別する装置です。
投入材料のサイズの大小差が大きいほど比重選別の精度が落ちるため、事前の
サイズ制限をしっかりする必要があります。


■主な用途
   ・廃棄物燃料製造プラント
   ・マテリアルリサイクルライン
   ・建設系廃棄物の選別プラント
   ・スクラップ選別プラント   

   等、多岐にわたって使用されている機械です。

   特に比重の軽い燃料プラントは、処理能力の多い吹付け式の風力選別機が
   求められます。
   重量物系の選別では、選別精度の高い吸い込み式の風力選別が求められます。
   

~特徴~
   ・吹付け式:大容量だが吸い込み式よりも選別精度は劣る
   ・吸い込み式:選別精度が高いが、処理量は吹付け系に比べ劣る

◎トレンド
   ・吹付け式風力選別機の弱点を克服
     従来吹き付け式の風力選別機は吸込み式風力選別機と比較し、選別精度が
     劣り粉塵の封じ込めが難しい機種でした。
     ヨーロッパの一部のメーカーの最新の技術では吹き付け式でも非常に高精度
     の選別を実現し粉塵の完全な封じ込みを実現しています。

   ・吸込み式風力選別機の弱点を克服
     従来吸込み式の風力選別機は吹き付け式風力選別機と比較し、処理能力が
     低くまた狭い空間を通していくため材料詰まりが発生する機種でした。
     最新の技術では吸込み式でありながら40㎥/時間の処理能力を実現、
     また材料詰まりを解消するワンタッチ式の解放機構が採用されている
     機種が開発されています。

素材選別

光学式選別機

NIR(近赤外線)センサーで素材を識別。
主にPP・PE・PSなどのプラスチック選別に活用されます。


■主な用途
   ・マテリアルリサイクル
   ・塩素濃度を抑えるためのPVC選別

◎トレンド
   ・処理能力を効率化
     光学式選別機は投入された材料どうしが重なった場合に誤選別が起きる
     装置で、ベルト上に材料を散らす必要があります。
     処理能力を上げるには加速ベルトの速度を上げる必要がありますが、
     加速コンベヤのスピードを上げ過ぎた場合はベルト上で材料が風の抵抗を
     受け、位置ずれを起こし選別ができなくなります。

     最新の技術では加速コンベヤのスピードを上げ、
     そのスピードに沿わせるようにエアーを吹き付ける事により
     位置ずれを防ぎ、処理能力を最大限発揮する技術が開発され
     大幅に処理能力が向上しました。



AI選別ロボット

NIRやCCDカメラで素材を判断し、
ロボットアームやパラレルリンクなどで物理的に材料を選別します。
主には、手選別の代替など省人力化の装置として導入が進んでいます。


■主な用途
   ・飲料容器の選別ライン
   ・RPF前処理での人件費削減

◎トレンド
   ・識別精度が日々向上し、現在では建築系混合廃棄物などの多様な材料でも
    98%は識別が可能です。
   ・アームの性能が上がり、早いタイプのアームでは1分間に140回ピックアップ
    できるロボットも開発され、より処理能力が向上。

その他の選別機

重心選別

比重ではなく重心位置の違いを利用し、ペットボトル(3D物)などの
重心が高いものは坂を下り、紙(2D物)などの重心が低いものは坂を
登っていく性質を活用します。

まとめ

選別機は用途や処理物の性質によって最適解が異なります。自社の処理ラインに合った機種を選ぶことで、処理効率の向上とコスト削減が可能です。

株式会社リョーシンでは、豊富な選別機ラインナップと現場に即したソリューション
提案を通じて、お客様の課題解決をサポートしています。
ふるい・風力・光学式・AIロボットなど多様な装置に対応可能で、
単なる機械提供にとどまらず、プラント全体の最適化やランニングコストの削減まで見据えたご提案を行います。

また、最新技術の導入やメンテナンス体制の充実により、
安定稼働と長期的な運用を実現します。
処理ラインの効率化や人手不足の解消をご検討の際は、
ぜひリョーシンにご相談ください。

製品の詳細については
こちらからお問い合わせください。