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2023.11.16

これが世界の最先端だ|リンドナー社の一軸破砕機の”凄さ”をご紹介 Vol.2(全3回)

コラム

リンドナー社の一軸破砕機の大きな強みとして挙げられる「安全性と作業性に配慮した機械設計」

世界中のユーザーから選ばれる機械の製造を実直に行ってきたからこそ実現することができた技術とはどんなものでしょうか。

 


【目次】

 1.リンドナー社の一軸破砕機の”凄さ”をご紹介 Vol.1
 2.安全性に配慮した機械設計
 3.作業性の高い機械設計 
 3-1.回転刃の交換と固定刃の調整が容易
 3-2.異物除去作業
 3-3.油圧開閉式スクリーンユニット
 4.実際に使用された企業様の声
 5.まとめ

 


1.これが世界の最先端だ|リンドナー社の一軸破砕機の”凄さ”をご紹介 Vol.1

この記事では、全3回に分けてリンドナー社の一軸破砕機の特徴を紹介しています。

2回目の今回は、「安全性と作業性に配慮した機械設計」についてご説明いたしますので、ぜひご覧ください。

 

↓1回目の記事リンク↓

「これが世界の最先端だ|リンドナー社の一軸破砕機の“凄さ”をご紹介Vol.1」

 

2.安全性に配慮した機械設計

一軸破砕機は、性能を維持するために刃の交換や位置調整を頻繁に調整する必要がある装置です。その際、破砕機の中に入り込んで作業を行うためヒューマンエラーによる危険性身体への負担がありました。リンドナー社の一軸破砕機では、卓越した設計により安全性を確保しつつ圧倒的にメンテナンスが楽に行えるようになっています。

 

リンドナー社の破砕機は、破砕室に油圧開閉式のゲートを備え、ボタン1つで開閉することができます。ゲートを開けると、目の前に破砕刃が配置されているため破砕室に入ることなくカッターのメンテナンスをすることができます。メンテナンス時は必ずゲートを開けて作業をすることになり、その間は破砕機が起動できないシステムになっています。

 

残念ながら破砕機での事故はほとんどがヒューマンエラーで起こっており、日本においても年間数件の事故報告が止みません。リンドナー社においても過去事故例があり、ヒューマンエラーでさえ起こさせないという強い思いからオープンゲートを開発しました。

 

ヒューマンエラーで一番厄介なことが「慣れ」です。本来、メンテナンス作業をする際には、装置の電源をオフにし、電源近くに起動しないよう安全札やキーを抜くなどの対策で安全性を確保しています。誤って他の従業員が電源をオンにしてしまうことによる重大事故を防ぐようにするものです。

 

したがって、基本的には作業中の事故はないものですが、人間は毎日仕事をする中でどうしても「慣れ」が生じ、安全対策を怠ったときに事故が発生しています。

そのため、年間数件は必ずといってもよいほど不幸な事故が起きてしまっています。

 

リンドナーは人間の「慣れ」すらも想定に入れ、ヒューマンエラーの余地すらもなくす機構を搭載することで絶対的な安全性をつくりだし、作業員の命を守っているのです。

 

3.作業性の高い機械設計

3-1.回転刃の交換と固定刃の調整が容易

一軸破砕機は削る破砕である特性上、刃の隙間が空きやすい構造になっています。隙間が空いた状態では、極端に処理能力が落ち性能を十分に発揮できない特徴を持っています。そのため、日々固定刃の位置を調整し能力を維持する作業が必要となります。

 

固定刃の調整は、毎日実施することで機械の処理能力を落とさず、期待される効果を出し続けられるようになるため、ぜひ行っていただきたい作業です。

しかし、従来の一軸破砕機ではその作業負荷は非常に大きく、実施できているお客様はほとんどいらっしゃいませんでした。

リンドナー社の一軸破砕機では、メンテナンスフラップも開けることなく、破砕機の外側からボルトを回すだけで調整が可能であり、作業負荷も最小限で容易に行える設計のため毎日の作業として継続できます。

 

回転刃の交換も容易かつ短時間で行えるように工夫がされています。

回転刃の交換は、メンテナンスフラップを開くことで、破砕室の横からアクセスすることができ、また腰から肩の高さに回転刃が配置されているため、無理な姿勢を取ることなく立ったまま作業ができます。加えて、作業スペースが広く、作業性が確保されていることも良い点として挙げられるでしょう。

作業性が確保された状態で、規定のトルクレンチでボルトを締め込むだけの作業ですので、特別な技術を必要とせず、誰でも容易に作業が可能です。

 

3-2.異物除去作業

前回の記事「これが世界の最先端だ|リンドナー社の一軸破砕機の”凄さ”をご紹介 Vol.1」で紹介したようにリンドナー社の一軸破砕機は異物に強い構造となっていますが、異物が噛み込むと装置が停止し、異物の除去が必要となります。

異物は必ず回転刃と固定刃の間に挟まった状態で停止しているため、破砕室の底に異物があります

 

従来の装置での異物除去作業は、ホッパー内の材料を上開口から全て取り出し、底にある異物を掘り当てる必要があり、概ね2時間以上の作業時間が必要でした。

 

リンドナー社の一軸破砕機では、油圧開閉式の扉が破砕機内側へ向かって開くようになっているため、ホッパー内の材料を内側へ押し上げるようになっています。

ゲートを半開させることで中の材料がこぼれず、回転刃と固定刃を露出させることができ、異物の除去ができます。

 

すなわち、ホッパー内の材料を掘り進めるような作業がなくとも、すぐに異物を発見することができるため、扉をしめて復旧完了まで、わずか2分程度しかかからないのです。

 

3-3.油圧開閉式スクリーンユニット

リンドナー社の一軸破砕機のスクリーンは、重機を使用することなく短時間かつ容易に交換することが可能です。

 

従来の一軸破砕機では、スクリーンの重量が200kg以上あり、フォークリフトやチェーンブロックなどを使用し取り外し作業を行う必要がありましたが、リンドナー社の一軸破砕機では、スクリーンを固定するフレームがボタン1つで開閉することができ、またスクリーンの部分は分割され1枚あたり20㎏ほどの重量のため重機を使うことなく、短時間かつ手軽に交換することが可能となっています。

 

4.実際に使用された企業様の声

弊社では安全対策に力を入れていましたが、ヒューマンエラーをどう防ぐかが考えてもなかなか答えが出ませんでした。この一軸破砕機は装置自体がヒューマンエラーを防ぐことができる構造になっていることでリスクマネジメントを完成することができました。とても心強いです。ずっと使い続けていきたいと思っています。

 

現場の従業員の確保が非常に難しくなってきている中で、大変な作業があると従業員が長く働いてもらえないことが悩みでした。わかりやすく簡単にメンテナンスができるということで現場の方たちも装置の面倒を見てくれてとても助かっています。

 

5.まとめ

世界100か国以上、5000台を超える販売実績のあるリンドナーは、世界に点在する全ての機械をメンテナンスすることができません。だからこそ、お客様自身で容易にメンテナンスができるように設計が施されています。

 

加えて、ヒューマンエラーさえもゼロにするリンドナー社の一軸破砕機では絶対に不幸な事故を起こさせないという強い思いが機械設計に反映されています。選んでいただいたお客様が不安なく安心して業務に携わっていただけることもリンドナー社の一軸破砕機の強みの1つとなっています。