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2026.3.13

人が足りない時代の建廃選別| 選ぶべきプラント構成とは

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建設系廃棄物や解体系廃棄物の選別には、長年人による手選別に依存してきました。
建設系廃棄物8品目といわれるようにその種類は多岐にわたり、また素材ごとに高精度で仕分ける必要があったからです。

しかし、近年、建設系廃棄物の現場では、手選別を前提としたライン設計が限界を迎えています。人材の採用難や離職率の高さによる人手不足から、制度を維持しながらの自動化が大きな課題となっています。

理想は全素材を高精度に分けること。しかし、現実は採算との戦いです。

本記事では、理想と現実の間にあるジレンマを整理し、風力選別を軸とした“半自動化“という現実解をご紹介します。

手選別のラインは限界にきている

建廃破砕選別では、いまだに手選別が最も高精度な選別方法とされていて、人間が判断できる能力の精度は機械を上回ります。しかし現実は、

 ・人手不足
 ・売り手市場
 ・高い離職率
 ・長期継続が難しい職種
 ・人件コストのミスマッチ

という厳しい環境なうえ、作業員の処理量は1分間に15ピックが平均、
早い作業員でも30ピックが限界です。

理想は99%の素材別選別。しかし、人材確保と人件費を考えると疲弊が進み、
継続可能とは言えません。

理想論と採算の間で揺れる業界

素材別選別は技術的には可能

機械による素材別自動選別技術は存在します。
しかしどんなに選別精度が良くても、選別率は98%前後が現実的なラインです。

素材ごとの選別では、木くずに小石が2%混入すれば受け取り拒否などのケースも起こりえます。
リサイクル業界において素材選別は、1%の差が利益を左右する世界です。

その1%のために、どこまで投資するか

技術はあっても、投資対効果が見合わないケースもあります。

将来的には素材別完全自動化が求められる可能性はあり、現在対応できる技術が
開発されている可能性はあるものの、現段階ではまだ存在していません。

建設系廃棄物の選別において、今この瞬間の採算性を考えるなら、
素材ごとの99%自動選別を目指すことは現実的ではありません。

現実解は“半自動化“という考え方

機械で9割、人で1割

重要なのは、人を減らすことではありません。役割を変えることです。

 ・機械が大量処理を担う
 ・人が最終精度を担保する

人手不足時代に適した設計思想として、全自動化でもなく、手選別依存でもない。
”半自動化”こそが、持続可能な選択肢と言えるでしょう。

風力選別を軸にした利益重視のライン構成

現在のトレンドは燃料化です。

 ■軽量物→フラフ・RPF(主に可燃物)
 ■重量物→がれき・ガラス・金属・石膏ボードなど

現在、廃棄物由来の燃料(フラフ・RPF)の需要は高く、利用しない手はありません。比重差選別で飛んだもの(廃プラ・紙くず・繊維・木くず)は、そのほとんどが廃棄物由来の燃料になります。採算性を考え、素材別ではなく利益につながる分け方をすることが重要です。

比重差選別のポイントは“サイズ“

比重差選別を成功させるカギは、材料サイズを揃えることです。

粗破砕
 →分級(サイズ分け)
 →風力選別

この流れが最適なラインです。
風力選別はサイズが揃っていなければ、軽いものが飛ばず、
重いもの(小石など)が飛ばされるといった逆転現象が起きます。
風力選別の前には必ず振るいなどで分級を行いましょう。

過度な自動化は正解ではない

ロボット選別や高度なソーターもご提案可能です。
ただし、投入量や重量物の割合によっては採算が合わない場合もあります。

自動化は目的ではなく、手段です。
規模・内容物・出口戦略に応じた設計が必要で、各機械の採算性を個別に算出し、
要不要を個別に判断します。

まとめ|理想と現実をつなぐプラント設計

建廃破砕選別の現場では、
 ・人手不足
 ・精度維持
 ・採算性
という課題が常に存在します。

リョーシンでは、粗破砕 → 分級 → 風力選別を軸にプラントを構成し、
”半自動化”という現実解をご提案しています。

理想ではなく、利益から逆算する設計。
持続可能で、将来拡張も可能なライン構成。
建廃破砕選別プラントをご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。

製品の詳細については
こちらからお問い合わせください。