リンドナー本社があるオーストリアで、
移動式破砕機ウラコーの新モデルの性能を確認してきました!
今回の記事では、どんな変化があったのか徹底解説いたします。
来年2026年5月のNEW環境展では、新しい「ウラコーEVO75」の実機を展示予定です。
進化したウラコーを直接ご覧いただける機会なので、ぜひ会場までお越しください。
現地オーストリアで確認した
「ウラコー進化のポイント」
今回の大きな特徴は、
❝破砕能力はそのまま、メンテナンス性が劇的に向上したこと❞ です。
ラインナップは従来の
ウラコー75
ウラコー95
ウラコー4000
ウラコー5000
から、新モデル、
ウラコーEVO75
ウラコーEVO85
ウラコーEVO95
となりました。
破砕性能はそのままに、ユーザビリティが大幅に改善されています。
アップデートの内容を詳しく解説いたします。
①シャフト交換時間が「6~8時間→60分」へ

今回の新モデル最大のポイントがシャフト交換時間の大幅短縮です。
従来:6〜8時間
新型:60分
交換作業時間に直結する「シャフト取り外し・固定構造」が見直され、
大幅にスムーズな交換ができる構造に変更されました。
また、固定刃の交換時間も短縮されました。
従来:1時間
新型:30分
「破砕できない時間=利益が生まれない時間」
であることを考えると、
この短縮は現場にとって大きなメリットとなります。
②破砕室が ❝一体型❞ に進化。強度・安定供給が向上
従来の破砕室は、人の手で組み上げる構造でしたが、
新モデルでは破砕室が一体型構造に。
強度が向上し、ロボット溶接により品質が均一化されました。
部品の強度と供給が安定化し、
長期運用で差が出る部分が大きく改善されています。
③冷却ファンが油圧式に変更され、トラブル低減
従来のファンが空冷式で、ブレード角度を変えることで
「風向きを定期的に反転させてゴミを吐き出す」方式でしたが、
稀に詰まり・負荷増加から故障に繋がるケースもありました。
新モデルではこれが 油圧式の駆動方式 に進化。
・熱の蓄積を抑制
・モーター能力の低下を防止
・過負荷によるトラブルリスクが低減
安定稼働に直結する大きな変更点です。
④燃料タンク位置も見直され、より安定稼働に
燃料タンクの位置が変更され、
構造的に ❝より漏れにくい設計❞ にアップデートされました。
稼働中のトラブルが起きにくくなり、
現場での安心感がさらに高まります。
⑤シャフトの名称変更
シャフトの呼称も新しく統一されました。
粗破砕向け:HW → SR(Shredding Rough)
細破砕向け:LW → SF(Shredding Fine)
ローター自体は従来と同じですが、
他の破砕機と同様の名称に整理され、選びやすくなっています。
2026年5月のNEW環境展で
「ウラコーEVO75」を展示予定
リョーシンは、東京ビッグサイトで開催される
2026NEW環境展 に来年も出展いたします。
ブースでは最新モデル版の「ウラコーEVO75」を実機展示予定です。
全て展開すると約15mにも迫るモデルで、
展示会の目玉になること間違いなしです。
「実機を見てみたい」「他製品との違いを知りたい」
という方は、ぜひ会場まで足をお運びいただき、お気軽にお声がけください。